さらにさらにの追加点

さらにしつこく、 の曲線上に2点ほど追加したいと思います。

これの負の領域面積は1(x軸とのの意)。この領域を、原点を通る(1)直線で;(2)放物線で二等分しようとの企画です。

ともに簡単な計算で、指数を含む方程式にまではたどり着きます。こういう方程式の解法にはやや高尚なランベルトのW関数さんとの相性がよろしいようで、小実験の結果それぞれこんな「半陽な」感じになりました。

(1)直線で等分する場合:x=-1.14619・・・となり、これは

        

(2)放物線で等分する場合:x=-0.97441・・・となり、こっちは

        

と、なるようでございます。

恒例のOEISサーチですが(1)はA202321にあり、(2)は不詳という状況であります。

 

ここで健全な青少年のみなさんのために、こういう数への愚生のたどり着き方を公開しておきましょう。

①まずは、指数が入っててもいいので、方程式をたてる。

②その方程式の数値解を近似でいいので小数点以下5ケタ程度でラフに求める。Wolframさんなら、いきなりW関数などの厳密表現にたどり着く場合もあります。(近似値表示の選択肢もあり。)まれですがこの時点で、こりゃ見覚えのある数字だなと思えるケースもあったりなかったり。

③かなわぬ場合は、関数グラフソフト(愚生はGeoGebraさんとかです)で描き、解の近似値にたどりついておきます。(ただし、Geoの場合、5ケタ程度までが正確。それ以降はあてにならない場合あり。)

④その数値を、OEISさんに入力して再サーチ。ケタ数が少ないと、候補がどっさり出てきてたいへん。体感では5、6桁がよろしいかと。OEISさんは世界でも有名どころなんで、自分としてはリファレンス的に捉えております。「登録決定!」「登録ならず!」という感じですね。(登録の場合は、安心感と残念感が同居。ならずの場合は、ニヤニヤ感がフツフツと)

⑤さらに場合によっては、keisanーcasioなどで再々確認。また、Geoグラフなどでも描画して、感覚的にも適合しているかを確認する・・・。

愚生が青少年のころは、上記の過程を8ケタ電卓片手に、新聞広告の裏白面とえんぴつでごりごりとやっておりました。

 

しかしながら、むかしのオイラーガウス、リーマンなど諸先生方はまったくの手計算?  これはけいふくしか御座いません。