本州内の架空最長直線道路について

≪1≫ サッカーW杯も終わり、久々のブログとなります。先週でしたか、TVのたしかナニコレ珍百景で、日本でいちばん海から遠い地点というのが出ていました。きょうは、地理の観点から数理的な話題を少々。

 

≪2≫ よく、日本でいちばん長い直線道路は?だとか、線路は?というのがありますよね。もし日本でいちばん長い直線道路を陸地内に造るとしたら、どこからどこへ道路を造ればいいのか?というのが、昔から日本地図をながめていての疑問でした。

今日では、GoogleMapの右クリックで距離を測定って簡単に結果が出てきますので、それでもってちょっと探索してみました。

 

≪3≫ まずは、山口県宇部市小野田港から福島県いわき市あたりに行くルート。もうひとつは和歌山県白浜町付近から青森県八戸線大蛇駅あたりまで行くルート。Googleさんの測定によれば、前者が947.27km、後者が945.58kmとなって、前者のルートが最長と思われます。

 

本州は湾曲しちゃってますので、前者なら福井県敦賀市あたり、後者なら新潟県新潟市近辺がぎりぎり接する感じのルートです。

 

 

≪4≫ 以前にも書いたかと思いますが、数学的感覚を学習するのにこういう地理問題を宿題に出すのもいいと思うのです。中学か高校でもいい。すると、「接する」とはどういう状態なのか?「領域内」はどう判断するのが妥当なのか?といったことを、実際に(といってもパソコンの画面上ですが)体感し学んでいけると思うのです。

”こうすれば解ける””これは頻出公式””類似の過去問はこれ”・・・こういう受験テクじゃ数学が暗記物みたいになっちゃう。そうじゃなく、青少年のみなさんには生きた数学を学んで欲しいものですね。