無限級数を±1で味変して堪能する

≪1≫ 目視&体感&観察&だいたい主義者による無限級数を堪能する、の時間です。

 いきなりですが、ボールウィンエルデシュ定数ってご存知でしたでしょうかね?それは

    

      =1+1/(4-1)+1/(8-1)+・・・

っちゅうものでした。分母は、整数論の世界では高名な「メルセンヌ数」。なのでこれは「メルセンヌ数の逆数和」ということになります。

 定数自体に固有名称がついているだけあって、いろいろよく調べられておりまして、

    ・それは無理数。1948,エルデシュさん。

    ・それは超越数。1996,西岡啓二さん。

    ・数値は 1.60669...

    ・OEISでは、 A065 442。

 

 こういう級数ですが、もと(?)の

    

は、あっさりと「1」へ収束します。(・・・こういう日和見的に整数とか有理数に収束してしまう連中は、"発散!"と呼んでもいいかも知れませんなぁ)

 

 これに、分母へ「-1」とか「+1」を加えるだけで性格が大きく変化するのって、すごく不思議で魅力的ですよね~。例えるとそれは、ラーメン🍜という母体に、少しだけニンニク味噌や辛子みそを入れて味変を堪能するに似ていると言っても過言では無いのです。

     [食べログより]

 【余談】写真は、京都左京区の一条寺にずっと以前からある「天天有/本店」のものですが、愚生のラーメンランキングで約半世紀に渡って第1位を独走し続けているものです。後半に入れる辛子みそのようなものも絶品、学生時代は「毎日、これでもええんやけど」というくらい通っておりました。機会があればみなさまも、ぜひ!!

 

 

 

≪2≫ えっと、本題に戻ります。初めのは、「-1」でしたが、同じものに「+1」ではどうなるのか?は自然な欲求。つまり、こういうの。

    

       =1/(2+1)+1/(4+1)+1/(8+1)+1/(16+1)+・・・

 カタチは、これも高名なフェルマー数に準ずるような数。上記のうち太字の分母が純正なフェルマー数で、かつ素数。素数になるのは5つしか見つかっていないというあれ。収束値としては、これも同様に、

    ・それはやはり無理数。1948,エルデシュ。

    ・超越数。西岡啓二さんほか。

    ・数値は 0.76449...

    ・OEISでは A323 482にあるが、n=0からスタート。0.5多い。

 

 (ちなみに、純正なフェルマー数の逆数和となりますと、nが0からのスタートとなり、

    

      =1/(2+1)+1/(4+1)+1/(16+1)+1/(256+1)+1/(65536+1)+・・・

ここでの太字5ケのみが、今までに知られている素数。

    ・それは無理数。1963,ゴロムさん。

    ・超越数!2001、デュベルネさん。

    ・数値は 0.59606...

    ・OEIS A051 158。)

 

 先程の続きですが、この手のものは、±1のところが(0ではない)代数的数なら、無理数でかつ超越数とまでは「判明している」とのことでした。

 

 こういうのに対してフィンチさんが「数学定数事典」(朝倉書店、2010)のなかで面白い表現をされてましたので、引用しておきましょう:

  (この)ような定数について、あれこれ思いをめぐらし40年が過ぎた。(p358) 

 

 

 

 

≪3≫ 分母のところを、上記ではいきなり指数関数 2^n で始めましたが、もういっこ手前の増加関数である2乗版 n^2 ではどうでしょう。

 御承知の通り、味変しない場合はバーゼル定数 ζ(2) となります。π^2/6。

 味変-1では和は3/4となって、これはつまらない、有理数に"発散"。

 ですが、+1の場合は以下の様に、解明はされているようですが、おもしろい結果となる様です。[一松他、岩波数学公式Ⅱ、1976,p67]

    

      =

 これに関しては、

    ・無理数と。

    ・超越数とも。

    ・数値は 1.07667...

    ・OEIS さんでは、A259 171。

 

 

 

≪4≫ こんどは逆に、指数関数 2^nより強力な階乗n! をもってきましょう。

 これも、素な場合(何も入れない場合)は、eとなるヤツです。ここに、-1,+1を入れてみると、どうなるでしょうか?以下のシグマでnは、素な場合と同様に0からとしていますが、分母が0になるような場合は除外とします。

    (実質、n=2からスタート)

        =                 1/(2-1)+1/(6-1)+1/(24-1)+・・・

    

        = 1/(1+1)+1/(1+1)+1/(2+1)+1/(6+1)+1/(24+1)+・・・

これに関しては、

    ・無理数らしいが、未解決。

    ・超越性も同様。

    ・数値は 1.25349...と、1.52606....。

    ・OEIS さんでは、A331 373、A217 702。
     無理性が未解決ということで、重要性が評価されてる風です。

    ・[2026.10.18  追記]e₊の方は、「ポール・エルデシュが立てた問い」という

     ことで、J.ハヴィル、無理数の話、2012,青土社、p149に登場されて

     いました。当時は、無理数性が不明な数の一例としてでした。

    ・AI襲来の今日では、もう解決済みでしょうかね??

 

 

 

≪5≫ 最後に、もういっこ強力なn^nを注文しましょう。(お店での最初の注文で、もやしてんこ盛りで注文するような。。。なお、天天有ではこの選択肢はゴザイマセン) 

 これも、素な場合は「二年生の夢」として有名な定数でした。

    

       = 1+1/4+1/27+1/256+1/3125+・・・

    ・無理数らしいが、未解決。

    ・超越性も同様。

    ・数値は 、1.29128....。

    ・OEIS さんでは、A073 009。

 で、これの味変版。

    (実質、n=2からスタート)

      =        1/(4-1)+1/(27-1)+1/(256-1)+・・・

    

      =1/(1+1)+1/(4+1)+1/(27+1)+1/(256+1)+・・・

    ・ともに無理数らしいが、未解決。

    ・超越性もおんなじ。

    ・数値は 、0.37605...と、0.73994....。

    ・OEIS さんでは、A--- ---、A134 883。
     分母のは、リーゼル数、シェルピンスキー数としても素数探索の対象と
     されてる模様。

 

 

 

≪6≫ 今回は、分母の基本的な増加関数に±1をもってきて、いろんな味変を堪能してみました。記事中の数値や無理性などは引用ばかりで、ちょっと数年前の様にエクセル(モドキ)で計算することも、愚生のなかでも過去の方法になりつつある現状です。

 

 おおむかし、√2とか円周率 π を何桁も手計算したりといったことも、歴史的な事象のひとつ。大学入試あたりでの「○○の近似値を、小数点以下□□桁求めよ」といった問題も、すっかり表舞台から消え去った感じですな。「そんなの、チャッピー君に聴けば?」

 

 ですが、かつての「二分法」だとか「ニュートン法」だとかは、いまは地下にもぐってAI社会を下支えしているのだとも。(これもAI情報・・・)

 はじめの天天有の味も、一時、持ち帰り用パックとかがあったりしましたが、やはりどっか違う。また、現在の味は50年まえの初代のあじとはビミョウに違うという意見もありますが、近い将来、AIこだわり店長が当初のあじを再現して下さるものと期待しております🍜

 

 なかなか激しい時代ですが、かつての「産業革命」時代の人々も、時代の急激な変化にはこんな風に感じてたのかなぁと、思いめぐらせておる今日この頃であります😅

 

 

≪7≫ ふろく

 あんましどこにも載ってない記事として、こんなのを載せておきます。

 テーマ:平方数の符号付き逆数和で、オイラーの定数 γ=0.57721...を構成する。

    、ここでεnは1または-1。

久々の実験結果は、以下の感じ。

     

 作り方は簡単で、途中の結果がガンマより多けりゃ、次の項はマイナスにする、少なけりゃその逆にする、です。

 もとが収束するものなので、こういうやり方でホンマにガンマまで到達できるかは、要検証ですね。調和級数みたいな発散するものなら、比較的自由にeとかπでも収束させられそうですが。

エンマ様二世の唇内の最長直線と最長円弧

≪1≫ ある領域内に存在できる最長の「線分」/「円弧」探索シリーズの続編としまして、今回は「エンマ様二世のくちびる」領域内でそれらを探索してみましたので、ここに記しておきたいと思います。 

 おさらいですが、「エンマ様二世のくちびる」とは、区間[0,1]でのふたつの曲線;

    y=x!

    y=x^x

  

で囲まれた三日月状の部分を指します。(いつもながら、自家製の呼称ですんで…)

 

 この区間内では、両端では一致、ともに下に凸なんですが、途中では ”階乗>冪乗” となるので美的な(?)領域が形成されている次第です。これは、正統的な数学の世界では、「くちびる」と称されています。(受験数学の世界のみかも?)

 

 探索の方法は、いつものように Jww(=フリーCAD)を使いましての試行錯誤&目視観察という、きわめて原始的な方法となります。ですんで、登場する数値はだいたいこんな感じかなぁという程度で受け止めて頂ければ幸いであります。

 

 

 

≪2≫ では、まずは直線型。

 何個かの試行錯誤の結果、下図のきみどりっぽく見える線たちがベスト3でしたので、その中央のが有力候補となりました。

 

  

 上図の中には、3本の候補の直線があるのですが、画面上では区別しにくいと思いますので、右端(1,1)付近をぐぃーと拡大してみます。するってーと、

    

となっていまして、目を細めると見えてくる細い3本の線のうち、中央の赤が暫定1位、次いで水色、きみどりの順となります。そして各長さは、

    ①:赤色 L=0.8713

    ②:水色 L=0.8706

    ③:黄緑 L=0.8699

と観測されたわけであります。また、上側のy=x! 上のx=0.7付近での接線が候補となっているという目視結果でした~。

 

 でここで、AIさんの登場。まずは、題意を理解してもらうのに結構時間がかかりましたが、いちばんもっともらしいのは、以下の回答。

    最大長L=0.8707

    接点 x=0.7104

 真相解明までは至ってませんが、目視観察の結果は、なんとなくニアーな感じがしておる次第です。(と言うか、逆に観察結果に近い回答をAIさんに出させたというimageですが・・・)

 

 

 

≪3≫ 引き続き、円弧版。

 こちらも探索結果は以下の感じ。

 

(2位の水色が黒に色バケ?)

 

 同様にみぎ端(1,1)付近を拡大。

    

  

    ①:赤色 L=1.1253

    ②:水色 L=1.1241

    ③:黄緑 L=1.1239

 赤の両脇が赤よりもちょっと少ないので、(Lが連続関数としたらですが)赤付近に最長の円弧があると想定できます。つまり、暫定1位。

 また、どれもy=x^xとの接点がx=0.9あたりとなるようで、最初に予想した点(1,1)を通過する候補はちょいと短かったという結果でした。(なんで、載せてません)

 

 そしていつもならここでAIさんの出番!となる訳ですが、どうも題意が上手く伝えられなくて、いまのところまともな(!)回答をゲット出来ていません。数値ゲッターのキモチを察してくれる、あるいは質問の意味を察して下さるような親切なAIさんが登場してくれれば、、、と思うのは、、、愚生だけでしょうかね~ぇ。ほかの一般的な質問ならそれっぽく気を回して、それなりの回答を頂けるんですが。(いまはたぶん、使い方がマズイのでしょうが)

 

 

 

≪4≫ さて愚生のなかで、このテの問題との出逢いは「楕円」版でした。かれこれ50年(半世紀!)前のおはなしになっちゃうのですが、このテの題材は最近、登場機会が少ないようですので健全な青少年のみなさまのために再録しておきましょう。

 

 引用元は、福田他共編、詳解微積分演習Ⅰ、共立出版(1976)、p162 [22]、p182 [50]あたりとなり、 ”微分法の応用” のなかの演習問題という扱いです。

  

 これは、楕円とその短軸の1端点Bが与えられたとき、外周・内部内の動点Pまでの距離BPが最大になるのは、さてどういう点でしょうか?というもの。(多少、意訳)

 

 動点Pが楕円の周上の場合となるのは自明として、扁平な楕円の場合には長軸の端点付近が候補と想定されます。

 これは受験生~初学年あたりの学生さんには恰好の演習問題でして、楕円の式で、簡便のためb=1(上図みたいなの)として、解答は

    ⅰ)a≦√2の場合は、BP=2

    ⅱ)a>√2の場合は、BP= 

となっています。

 

 以下に、黒い真円のa=1からはじまり、順に紫a=√1.5、赤√2、柿色√2.5、黄緑√3、緑√3.5、青√4=2の楕円を示してみました。

 上記の解答はつまるところ、a=1の場合(黒い真円)の場合は最大BP=2は明白、ここからaが増えていっても√2までは最遠点はP(≦√2)と表示した点に留まる。むらさき楕円や赤い楕円まで。

 

 さらにaが√2を超えて増えていくと、下図のように短軸の端点からは剥離していき、徐々に長軸の端点に近づいていくということが分かります。それぞれ破線で示したものが、P(a)を通り、中心がBの円弧を描画していますので、各aの楕円上で最遠点であるということが目視頂けるかと思います。

 

  

 

 

 

 

≪5≫ (とつぜん、ふろくです)

 ⚽ 先のワールドカップは、ニッポンの早期敗退もありましたが、トランプさんの微妙なちょっかいや、決勝戦敗退後のアルゼンチン代表の振る舞いで、色あせ感、尻切れトンボ感がタップリでしたね。

 

 ⚾ そして、いまは夏の高校野球。本日、ベスト8が出揃いました。いつもの、希望的予想ですが、決勝は横浜-天理を期待します。

 今年からかも知れませんが、試合終了後グランドから退出するとき、敗者チームが、選手によっては泣きながらであっても、勝者チームに声かけしているのはいい風景ですね。W杯でのアルゼンチンのあの態度とはおおちがい。彼らも、ニッポンの高校野球を観て学んで欲しいものだと思った次第であります。

 

 

本州最長円弧道路の、探索および入悦

≪1≫  日本の地図をじっと眺めておりますと、「もし、この細長い本州いっぱい直線道路を作るとしたら、どれくらい長いのができるんやろうか?」と思うのは、自然な考えといえます。この直線型については、当ブログでも以前取り上げさせていただきました。それは、山口県下関付近からスタートして、若狭湾をかすめ福島県南部へ到達するという、全長 947.27km のものでした。(2023.1.30 ブログ参照)

    

[2026.08.03 さっそくの微修正です。。。 969.53kmがとれました。

       山口県下関水産大学校西海岸から若狭湾をかすめ、
       福島県塩屋岬までの直線型です。] 

    

        

    

 

 そこから、ちょいと進んで『直線じゃなくて円弧型でもいいんじゃないの?』と思い立ち、例によって観察実験してみましたので、ここに記録しておきたいと思います。

 

 直線の道路は、クルマで走るとなるとハンドルは正面直視のままずっと固定でいいわけですね。これが円弧となっても、一定の角度で固定しておけばOKですので、雰囲気は似たものがございます。曲率が、『0で一定』なのか、『正の値で一定』なのかというところです。

 では、さっそくお馴染みの手順で探索して参りましょう。

    

 

 

≪2≫  探索の手順としましては、以下の感じになります、ハイ。

  ① Google Mapなどで、本州を表示させprintscreen等で保存。

  ② それをペイントで開き、「名前を付けて保存」からBMP形式で保存。

  ③ 無料CADのJWWを開き、「編集」画像編集」から「画像挿入}で画像取込み。

  ④ 移動コマンドで、測定しやすい大きさに倍率を変更。これで下準備完了。

  ⑤ 3点指示等で、可能性のありそうな円や円弧を描いてみて、
   それぞれの長さを測定し、比較、堪能、入悦・・・。

 

 

 

≪3≫ では、さっそくですが探索結果のBest3をみていきましょう。

    

    ① 1,355.64 km:山口県下関市付近から敦賀・新潟・陸奥湾をかすめ、
             青森県「尻屋埼」へ。(黄色い線)

    ② 1,278.65 km:島根県出雲市付近から名古屋経由で、

             青森県龍飛岬付近へ。(白いルート)

    ③ 1,269.71 km:松江市付近から仙台市を通過し同上へ。(赤い線)

 なお、番外編として測定してみました和歌山県串本町西から新潟市経由、岩手県久慈市近辺へ到達するルート(黒い線、○nの)は、弧長 950 km 程度で冒頭の直線型を少々超える程度でした。やはり本州の湾曲具合に合わせるのが、最長の様です。

 

 アトサキにはなりますが、Google Mapって見るからにメルカトール図法だと思っていましたが、正式にはアタマに「Web」がついているとかで、なにやら少々改良版らしいですね。どっちにしても本州は『平面上のもの』と考えています。

 あと、日本は山地だらけですので実際に建設するとなるとトンネルだらけになりそうです。それにしましても、時速 100 km でクルマで走ったら13、14時間で完走とは。意外と日本って短い感じがしました。

 

 こういうのは、佳書「幾何学における未解決問題集」(秋山仁訳、1996,シュプリンガー)の中では、『ミミズ』という名前で登場しています。ミミズさんは益虫とはいわれますが、ちょっとどうなんでしょう。

 

 

≪4≫ 類似の発想で、本州内に存在できる『図形』について。。。

  (1)直線、円弧については、上述の通り。

 

  (2)本州の内接円は、その中心が「海岸から最も離れた点」となりまして、
      これは地理ファンには有名事実。以下の G0点。長野県佐久市。

    

    Googleストリートビューより

    

  (3)正三角形、正方形なんかも、本州に『内接』させて 楽しめます。
        それらの中心は、やはり長野県付近にありそうですね~。

      G3:正三角形・・・中心は、おとなりの群馬県の裏日光付近。

      G4:正方形 ・・・中心は、長野県諏訪湖付近に戻ってきました。

    

 

  (4)楕円の場合。面積か周長かで好みが分かれそうです。

      Ge1:面積が、たぶん最大。中心は、G0 の近くの群馬県軽井沢付近。

      Ge2:周長が長い、最長かは? こっちの中心は山形県米沢市付近。

    

 

 

 

≪5≫ 本州内に正方形を『内接』させるっていうのは、上記の通り辺も頂点もすべて本州内にあるモノのうちで、最大のものを探索するものでした。

 ここで思い出すのは、ややオモムキの異なる、しかし数学界では正統的な「内接正方形問題」(別名:テープリッツの問題)というものですね。それは「平面内の単純閉曲線上には、正方形の4頂点となる点が存在する」という命題で、部分的には解決されているとのことです。(秋山訳前掲書、p79等)

 単純閉曲線の一例?として、北海道をもってきましょう。正確さはちょっと置いときまして、下図の様に4頂点がすべて海岸線上の点となるものです。

 この例では、

    ① 各辺もすべて内部にある

    ② 正方形での頂点の順と、閉曲線上での順が一致している

となっていますが、ここも種々のバリエーションがあるようです。

    

 

 

 

 

 よく「北海道の最北端にいってきました」「最東端に行きました」とか聞きますし、それなりの記念碑などもあるようですが、上記の様な4地点も「姉妹地点」みたいな感じで、せめて看板だけでも表示してもらえないかと思う今日この頃であります。

 

エンマ様二世の唇の開き具合

≪1≫  さきに『エンマの唇を閉じてみた』というのを紹介しました。(2025.11.24)

 それは、私たちがだいすきな2つの曲線;

     y1=x!   (上のむらさき色の)

     y2=x^x  (下の青色の)

     

これの開いている部分を、なんだかんだいじくって閉じさせようとしたものでした~。

 

 本日は、この開いている部分の「大きさ」を実測しておこうという内容になります。(有名な東大入試に出たのが初代のエンマで、上記のは「二世」としましょう。)

 

 

 

≪2≫  この「開いている部分の大きさ」というのがナニを表すのかっていうのは、賢者の皆さまなら察して頂けると思います。それは、そこの面積とかいうのではなく、上唇と下唇との “最短距離の最大値” (ミニマックス風)というものです。

 

 視覚的には『相思点』ならぬ『相離点』(のあいだの距離)とでも命名されるべきもので(ちょっと、読みにくいかな?)、次図の緑線の長さなんです。

    

 グラフを眺めていますと、上記の様に x=0.3 付近に今回のターゲットがありそうで、
その相離点間の最大距離はざっとL≒0.2 くらいかなぁと観察できます。

 数式であらわしますと、

    

という実にあっさりしたもので、これをAIさんに計算して頂く、というナガレですね。 

 

 

 さっそく優等生のAIさんへ。現実社会の暑さにもめげず、以下のanswerを提示 ...。

    P(0.33394..., 0.89290...),

    Q (0.31078..., 0.69544...) のとき

    L=0.19881 ...

 目視観察とだいたい一致しているので、手計算(エクセルとか)での検証は割愛。当然?ながら、OEISさんにも登場はなし。

 

 ちなみに、差関数 y1-y2 = x!-x^x の最大ポイントは、

    

x=0.29273...で、max=0.20066...  なんですと。(Geoさん)これもOEISさんにはございません。

 

 さらに発展して、くちびる領域内での最長直線(線分)は?というのも興味深いところですが、気温上昇につき順延。。。

 

 で、今回は幕。

 

 

 

 

≪3≫ それより、⚽️W杯・・・。

 

 、、、何度か味わうあの、同じ様な、虚無感、脱力感、、、

 今回のW杯も、それを感じさせられつつ終わっちゃいました😓

 

 20年前W杯ドイツ大会での対ブラジル戦。玉田選手の先制ゴールで『もしや、、、』と思うも、終わってみれば1対4の敗北。あれからもう、20年経過。

 

 8年前のロシア大会ベルギー戦。原口、乾のゴールで2点リードし「これで、今回こそは・・・」となるも、後半に同点。そして最後は逆転カウンター被弾。

 

 4年前のクロアチア戦では、前田が先制弾蹴り込むも、同点にされ、最後はPK敗退。

 

 そして、今回も後半タイムアップ間際で。。。

 

 事後「たられば」反省会が、あちこちで開かれてまして、テーマは

    ・メンバー選考、オーバーエイジ枠、「遠足」枠のこと

    ・キャプテン遠藤離脱+代表引退という衝撃的事件のこと

    ・特にブラジル戦、後半の戦術のこと

    ・次期監督のこと

    ・フィクサーTJM氏、協会JFA体質のこと

など、ニッポン関係だけでもテンコ盛り。

 こういうの、どなたかが仰ってましたが、こういう談義がだれでもどこでも交わされるようになるのも、ニッポンのサッカー土壌熟成のためにはいいことだと。Net内だけじゃなく、居酒屋でも、井戸端でも。

 

 ということで、4年後は「優勝」だとか「3位」だとか偉そうなことは言わず、

 まずは「本当にベスト8」を目標にしたいと思います。まぼろしはもう十分ですので。

 

ゼータ定数三種盛り、プラス一品 with Mr. AI

≪1≫ ゼータ関数に関係のある定数は、すべてひっくるめて「ゼータ定数」と呼ばれているのは、皆さまご承知頂いているかと思います。(注:我が家内限定の呼び方ですが)

 その定数らですが、最近のAIさんのパワーによりまして、以前は途中までしか分からなかった小数部分が判明したり、あるいは確証度合いがアップしたりしたものというのが何個か発覚しましたので、ここにまとめて記しておきたいと思います。(⚽️ブラジル戦までの束の間に・・・)

 

 

 

≪2≫ 2024.12.15の「既出定数・ベスト8」におきまして、後半のベスト3はすべてゼータ関数ガラミでした。

candy-house.hatenablog.com

 

 

 その第3位(・・・!)は

    「ゼータグラフ上で、バーゼル点 (2,ζ(2)) から
      アペリー点 (3,ζ(3)) に至る弧長」

というもの。

candy-house.hatenablog.com

 

  これは、奇数値でのゼータ値無理数性ガラミのテーマで、ζ(3) の次の ζ(5) が無理数だと証明されるまで(現在、未証明)の、期間限定の人気定数となります。将来、無理数性が証明されたアカツキには『歴史的にしか価値のない定数』へ降格も必至の、はかなき定数、短命定数となっております。

 それはともかく、数値の方は以下のとおりで、1年半前より大きく改善された次第であります。

    Lw=1.10828 59 ...     (Wolframさんによる)

    LAI=1.10828 59199 ...

 モヤっとしていた小数点6〜10桁のあたりが、シャキッとなりました。ありがとうございました。

 

 

 

≪3≫ おなじく準優勝(第2位)は、

    「ゼータ上の相思点間の距離」

     (=曲線上の離れている2点間距離が最小となる点は相思点と
       呼ばれており、ゼータグラフ上でのx=1の両側での
      2点間の距離の最小値)

candy-house.hatenablog.com

 candy-house.hatenablog.com

 円弧近似法などを使っての想定値と、AI 様による10桁を記しておきます。

    minPQCER=2.93266  ・・・ 

     minPQAI   =2.93266 72075 ・・・

 想定値は何となくあっていたようで、欲張って10桁までお願いしてみました。

 

 

 

 

≪4≫ そしてみごと第1位、悲願の『優勝』となっていたのは

    「プライムゼータのタワーリング」

というやつでした。さっきの2つは、ゼータ・グラフ上の視覚に訴えるというモノでしたが、こんどは数論っぽいヤツです。

candy-house.hatenablog.com

 繰り返しになりますが、記号TはタワーのT、またpnは素数列を表します。ふつうの記号表記で書きますと

    

となる訳ですが、だんだん右肩の文字が見えなくなってきます(高齢者にはキツイ)。なので、記号Tの出番。数値は、

    Tζ(pn)=1.82645…    (有限のnまでの、Wolframさんによる)

でしたが、AI殿にお願いしますと、

    Tζ(pn)=1.82645 79413…  

と出してきて下さいました。

 

 

 

≪5≫ プラス一品ですが、以前の時点では未登場であったものですが近年、ゼータ定数のなかまとして「曲率の最大点」というのが台頭してきております。

candy-house.hatenablog.com

 これもゼータ・グラフのうち、x=1から2あたりを1時間ほど眺めておりますと、確かにこのへんになんかありそうだと浮かんでくるものです。

  この1年前の時点では、円弧近似法によるモノで2桁程度の簡素なものでした。

    x=1.96...

    r min=1.28...

 が、ここもAI閣下によりますと、

    x=1.99405 52838 ...

    r min=1.29462 26626...

と、10桁表示を。

 一気にゴージャスになったという次第です。

 

 

 

≪6≫ とまぁ、ゼータ定数の何個かを『はがす』ことができたかと、ひとり喜んでおる次第であります。

 それはそうと、いまの時刻は⚽️W杯ブラジル戦28時間前です。

 今回は、1または2点を先にとらせ、安心させる。そこから、去年の親善試合の様に逆転に持っていく、、、つまり、

    肉を切らせて骨を断つ、、、

このモリヤス式肉骨作戦でいきましょう。相手の弱点は、油断・過信・偏見などメンタル面。ここのすきにつけ込みます。

 親善試合でもなく、グループリーグでもない、負けたら終わりの巌流島決戦。

 勝利しか・ございません!!

 

AIさん支援による検証:x!関係の巻

≪1≫  みんな大好きな関数y=x!と、その自然対数版y=ln(x!) で、この2つの曲線が最短距離に接近する箇所がx=1から2あたりにあるよね、というのは万人がおもうところですよね。

 当ブログでも、こういう2点は「相思点」(=あい思う点)と命名され、何回か登場しているかと思います。

 

    

 モンダイのあやしい領域を拡大してみます。

    

 

 

 

≪2≫ こういう2点が自由に動く場合の数値探索は、現有のグラフ描画アイテムなどでは、ちょっとやりにくかったので「円弧近似法」だとかを勝手にこしらえて苦悶しておりました。が、そこは最近のトレンジ―、なんでも聴いて下さる各AIさんにお助けを求めてみた次第です。

 

 打診した文章は、おなじものをコピペして使ったのですが、その結果は、・・・

    ChatGPT :白紙回答風な、「出来ませんでした」というコメント

    Gemini :解釈がお間違えのようで、微妙な別の数値を提示・・・

    GoogleAI:これは、それっぽい数値を算出!

という感じ。念のため(?)、Wolframさんにも伺ってみましたら、最後のGoogleAIさんと同様な数値を提示してくださいましたので、おそらくはこれが正解かと推察されます。

 それは、

    P(1.51012...、1.33887...)

    Q(2.06482...、0.75378...)のとき

    Lmin=0.80623 41256...

というものでした。最初の ≪1≫でのP,Q、Lはこの数値のモノでしたー。

 

 

 

≪3≫ もういっちょうx!関係では、「曲率の最大ポイント」(x>-1の範囲でですね)も、興味深い点でしたね。

candy-house.hatenablog.com

 

 上記は1年前の記事ですが、このときはたしかWolframさんにお願いして、こういう感じの結果だったかと。この記事から、再記しますと・・・、

    x=- 0.02425・・・
    Rmin=0.77642・・・(=1/ 1.28796...)

 

    



 そこで今回、この「曲率max」(半径最小)の件を、各AIさんにやはり同じ質問文章コピペ方式で打診してみました。

    ChatGPT :ビミョウに違う数値を算出。

    Gemini :やはり、ビミョウなかんじ。

    GoogleAI:Wolframさんとおんなじ!

 う~んここでも、GoogleAIさんが優秀だった感じでした。おまけに、愚生にとっては初見となる「ガンマの曲率のグラフ」まで添えて下さってます。(下図のオレンジ点線)

 この範囲外のx→∞やx→+0 の極限が 0 となるのは想像できますが、x=2を超えたあたり(x!ではx=1を超えたあたり)で曲率回復の傾向が見られたりして、ちょっと感動的でしたので、ここに引用貼付けさせていただきます。

   

 余談ですが、x=2あたりのビミョウな「山」は、実際には「側火山」「寄生火山」というらしいですね。富士山にもありますし、奈良の生駒山にもあるようなあれのことです。(生駒山もおおむかしは火山だったと)

 

(ともにGoogleMAPさんより)


 

≪4≫ こんかいは、たまたまGoogleAIさんの計算成績がよかった感じです。そもそも、こっちの聴き方、相談の仕方が妥当なのか、やAIさんの得意・不得意分野をわきまえず聴いていますので、こんな感じになったのかと想定しておる次第です。

 

 それはそうと、いよいよサッカーW杯まで10日を切りました!

 なんとなく過去の例では、事前の調子と逆の結果が本番となってる感じですが、そんな細かいことはあれこれ気にすることなく、当初の目標である「3位」を目指しましょう⚽

 あとそれと、毎回申し上げておりますが、「大谷モード」をサムライサッカーにも導入してほしいところです。スペインのティキ・タカ、オランダのトータルフットボール(古い?)、イタリア・カテナチオみたいに、”クリーンフットボール”をニッポンの標語にしていく意気込みで、ぜひお願いします!!

 

似ている数の例示:AIさん支援版

≪1≫  最近は、計算することやら考えることまで、AIさんがそれこそナンデモかんでもやってくれるもんで、楽ちんなんやらどうなんやら、よー分からん感じになってきましたねぇ~。

 せっかくなんで、以前の記事をAIさんに改めて質問したり再検証してもらったりしてましたら、いろいろとボロとかが出てきましたので、ここいらでちょっと補遺っておきたいとおもいます。(なお、この文自体はAIさん作では御座いません)

 

 

 

≪2≫  まず検証対象となったのは、

    「πの何乗かとeの何乗かとの比が、どれくらい1に近づけるか?」

という例のアレです。何乗というのは当然、正整数ですね。

candy-house.hatenablog.com

 もとネタは、「3と2での各累乗」での比でして、これの π &e版でした。

    R・K・ガイ、数論〈未解決問題〉の事典、朝倉書店、2010、F23「2ベキおよび3ベキの僅差」(初版も参照)

 

 その記事で提示いたしましたのは、

    

    =0.99947 14642   

    =1ー 0.00052 85357...

というもので、それは例のエクセルモドキのカルクで計算してもらって、あとは観察によってこれかなとセレクトしたものでした。

 

 AIさんに、「こういうのってもっとありますかねぇ?」と聴いてみました。そうしますと賢いAIさん、さっそく次のようなこたえを提示してくれました。

    ・m、nが2ケタ、3ケタの範囲なら、上記より優れたものはナシ

    ・4ケタ以下とすると、下記のものが記録更新

     (m,n)=(7552,8645)

     =1.00009 79394...  

     =1+ 0.00009 79394...

 

    ・5ケタ以下ではつぎのもの

     (m,n)=(9459,10828)

     =0.99999 02495...  

     =1- 0.00000 97504...

 

 さらに、これらの求め方まで案内してくださり、

     それって、ln π =1.14472... なので、これの連分数

     ={1;6,1,10,24,… }

     からの近似分数で行けますよ。

との支援までしてくださいました。

 

 

 

≪3≫ ここでハナシがちょっと戻りますが、もともとの提起問題は、リトルウッドさん(ハーディさんとなかよしのあの方)による

    「(比ではなく)差をどれだけちじ込められますか?」

ということだったとのことです。(前掲書 F22)

 

 m、nが1ケタ以下での比での最良値

     (m,n)=(7,8)

     =1.01319 55032...  

     =1+ 0.01319 55032...

もふくめ、上に挙げたnケタまでの比の最良値 A(n)について、こんどはその差、分子-分母の絶対値をB(n)としてみましょう。

     B(1)=3020.29....―2980.95...

        =39.33...(2桁の数)

     B(2)=B(3)=35桁の数(始めにでてきた例。日本語名は溝:こうの世界)

     B(4)=3751桁の数(日本語名なし。無量大数でも68,または88+1ケタ)

     B(5)=4689桁の数

 

 ・・・累乗に使う桁数を大きくすれば、比のA(n)はいくらでも1に近づけられるようですが、差の数列B(n)はこの数個の例を見る範囲では、ひたすら増加の様相です。

 ということは差の世界ではB(1)の組合せが「最良」と予想されますが、さて、真相はどうなんでしょう?(好きなおかずは最後に食べる派なので、このへんはまだAIさんに聴いておりません)

 

 

 

≪4≫ いささか数字のパズルっぽい世界ですが、この手の問題は愚生にとっては興味深いものたちデス。さかのぼれば、フェルマーの問題とかもこの仲間とも言えますよね〜。

 以下の組合せ例は、いずれもAIさん提供のものです。

    

    

    

    

 いづれも、円周率 π に近く、3.1415 小数点以下4ケタまでは一致していますんで!との御回答でした。

[5/31 さっそく誤記修正です。最初のは、sin1799+√5とのことです。悪しからず]

 

 

≪5≫ さて、ハナシは360°代わりまして、いよいよ⚽️サッカーW杯。ニッポン代表メンバーもついに発表されました。

 サプライズ選出やサプライズ落選については、いろいろと論議されてる訳ですが、そこはほかの国も似たり寄ったりと理解して、マイ順位予想・願望の「3位」をめざして、選ばれし方々はきばって頂きたいたいものです。

 

 以下、以前の記事でも書いた内容もありますが、、、

    ・選手や監督さんは「優勝!」って言われるんですが、順位目標は今回は、
     慎み深く3位でいきましょう。

     ほかの強豪国で「優勝」していない強国はいっぱいある。オランダ、
     チェコ、モロッコ、ハンガリー、スウェーデン、クロアチア,,,
     過去、ベスト16止まりの我が国がいきなり優勝では、ちょっとW杯の
     値打ちが・・・。

 

    ・試合後のスタンドやロッカールームの清掃が毎回称賛されるのと同様に、
     プレースタイルもニッポン独自のクリーンサッカーを世界に発信して
     欲しいです。

     これは、単にイエローが少ないとか以上に、神聖なグランドにツバを
     吐かない、悪質タックルはヒョイと交わす(そんなんしても無駄ですよ~っ
     と、相手に諭させる)、なかなか転ばないとか、ハンドなどは自己申告、
     試合の前後はきちんと「礼」を行う(高校生でもやってるよ)、、、
     これらの上で、目指すのが「3位」なんです。

     これらをしないでの上位なんて、意味ねーよというくらいの気迫で!

 

    ・前回は本田さんの解説が、すっごく面白かったですね。これは今回もある様
     でよかったです。また、サッカー人気を盛り上げる意味でも中継は、
     ぜひ無料配信か地上波でお願いします🙏


    ・無事、3位になった暁には翌日は臨時休日(今年だけで可)でお願い
     します。
     万一、優勝の場合は「国民の休日」に昇格、としてずっと休日に!

 

 ということで、お願いします。さしあたっては本日のアイスランド戦、ここもがっちりいただきましょう!!