≪1≫ 前回までは、「ぎりぎりくっ付きそうだがわずかに離れている2つのグラフ」というもの、つまり地図で言いますと陸地と陸地が接近している「海峡」みたいなのを探索しましたが、今回は逆に「わずかに交わってしまっているグラフ」というのを対象にしてみようと思います。物騒なタトエですが、尖閣や竹島のように複数国が所有権を争っているみたいな。。。
≪2≫ 一番手のは、昨年(2022-09-03)の記事にも登場いただいた三角関数グループからの2関数; y=sinx と y=arctanx です。
原点以外の交点は、目視観察ではsinの最大点x=π/2=1.57079…か少し過ぎたあたりかともみえますが、実際はすこし手前のx=1.55708…とのことです。(OEIS A348293,4)せっかくですので、少々寄り道しまして、このあたりをもっと拡大してみましょう。みずいろがsin、赤がarctanです。垂直線 x=π/2 とのあいだで、微小なデルタ地帯が観察されます。
交点を x1 としまして、原点から x1 までの面積は S=0.04483…、また x1 からπ/2までの小デルタ地帯の面積は S=0.00002 64732…となるようです。(いづれもOEISには見当たらず、、、)
余談ながら図形的に解釈しますと、xが1.55708…ラジアンのとき、次の図でみずいろの部分Aと、赤色の弧長Bの長さが一致しますよーという感じですね。
≪3≫ つぎも、以前の記事で登場しました y=√x と y=x!というものです。(2022-07-24) 先ほどの例もそうですが、同じようなグループ内のシンプルな関数が、微妙に交わっているというのがシビレます。(そもそも、こんなのにシビレルのはおかしい!?)
ここの交点は x=1 とx=1.14251…、そして面積は S=0.00995…ですと。(by Wolf)
(OEISにはない、、、たぶん)
【2024.01.27 訂正です】
計算(記載)マチガイの様でして、正しい面積は
S=0.00026 29…
のようでした。(やはりby Wolf)
≪4≫ お次は著名グループからの例で、
とy=0とのあいだの、わずかな領域についてです。
8-2=6次関数風ですが、べたっとしているところの感じが分かりにくいので、縦軸を100倍!に伸ばしてみましょう。
目視でピーク値が約 0.003の二等辺三角形とすると、その面積は0.0015。
正確には、22/7-π=0.00126… (OEIS A003077) となりまーすと。
≪5≫ さて、ことしもあっというまの12月となっていますが、今年の私的ビッグニュースは、、、
1.アリス谷村新司さんの死去。
他のアーティストへの提供曲にも、好曲多数あり。
山口百恵:私の試練、シモンズ:ふりむかないで 等。
2.サッカー日本代表の好調。
いまW杯やったら、優勝するんじゃないの?というくらいの好調ぶり。
ですが、まずは堅実に2026年は、best8か4を目指しましょう。
3.WBC日本優勝。
決勝の大谷さん、準決勝の村上さん、サイコーでした。
異常気象のせいか、突然寒い冬が来た感じで、愚生も本日インフルエンザ注射をしてもらいました。
皆さまも、健康にはご留意されますよう。